SuperXP Utilities 7 ヘルプ パフォーマンスアップ - システムの最適化
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システムの最適化とは
Windows システムの高速化やデスクトップの最適化による画面表示の高速化、操作の最適化などを設定します。自動的に最適化や高速化の項目が設定されますので、簡単に Windows システムの最適化や高速化が行えます。また、最適化や高速化の項目は、任意で設定することもできます。 この機能は、一度設定しておけば、その設定が保持されます。
この機能は、一度設定しておけば、その設定が保持されます。
注 意
SuperXP Utilities 7 をアンインストールすると、「システムの最適化」で変更した設定は、SuperXP Utilities 7 をインストールする直前の状態に戻ります。
システムの最適化を開く
[ パフォーマンスアップ ] メニューにある [ システムの最適化 ] のアイコンを選択します。
※ セットアップ タイプによっては、表示される画面が異なります。
ボタン
自動実行
自動的に最適化の項目を設定し、システムの最適化を行います。カスタマイズと違い、最適化の項目があらかじめ決まっています。
自動実行を選択する
( 1 ) [ パフォーマンスアップ ] メニューにある [ システムの最適化 ] のアイコンを選択します。
( 2 ) [ 実行 ] ボタンをクリックすると、確認のダイアログが表示されます。
( 3 ) [ OK ] ボタンをクリックすると、最適化が開始されます。
( 4 ) 完了すると、Windows を今すぐ再起動するかどうかを選択するメッセージが表示されます。
設定を有効にするには、Windows を再起動する必要がありますので、[ はい ] ボタンをクリックして Windows を再起動します。
操作手順はここまで
自動で最適化される項目
以下の表は、カスタマイズで選択できる最適化の項目の中から、自動実行される項目です。
各項目の詳細については、「カスタマイズできる項目」を参照してください。
システムを最適化することによる高速化
- 「プログラムの追加と削除」の表示の高速化
- アイコン キャッシュの高速化
- Windows 終了時のスワップ削除の停止 ※
- スタートメニューの高速化
- USB 接続の確認軽減による最適化
- カーネルの物理メモリ常駐化
- リモートデスクトップの無効化
※ この項目は、Windows XP Professional SP1 を新規にインストールした場合の初期値と、一致または一部同じ設定になります。
機能を最適化することによる高速化
- クラッシュ ダンプ ファイルの最適化
- ショートカットのリンク追跡の中止
- アニメーション効果の停止
- システム エラー処理の停止
- エラー報告の停止
- ワトソン博士の自動起動の停止
- ハードディスク容量の常時監視の停止
デスクトップを最適化することによる高速化
- キーボード入力表示高速化
- 通知領域 (タクストレイ) のバルーンを表示しない
操作を最適化することによる高速化
- 応答のないアプリケーションの自動終了
- "ブルースクリーン"表示の即再起動 ※
- エクスプローラを別プロセスで起動
- 検索画面の Windows 2000/9x タイプ化
- 未知の拡張子を持つファイルをメモ帳で開く
※ この項目は、Windows XP Professional SP1 を新規にインストールした場合の初期値と、一致または一部同じ設定になります。
ファイルアクセスを最適化することによる高速化
- ファイル キャッシュの拡張
- NTFS のアクセス日時記録の停止
- フォルダ アクセス時の動画ファイル情報を読み込まない
- ファイル/フォルダ情報拡張の最適化
- ファイル縮小版表示の一時ファイルを作成しない
カスタマイズ
最適化する項目を任意に設定し、システムの最適化を行うことができます。
カスタマイズを選択する
( 1 ) [ パフォーマンスアップ ] メニューにある [ システムの最適化 ] のアイコンを選択します。
( 2 ) [ カスタマイズへ ] ボタンをクリックします。
タブ
各タブを選択して、最適化を行う項目を選択します。
- [ システムの最適化 ] タブ
-
Windows のシステムに関する最適化を行います。
- [ 機能の最適化 ] タブ
-
Windows の機能に関する最適化を行います。
- [ デスクトップの最適化 ] タブ
-
デスクトップ上の操作を快適にします。
- [ 操作の最適化 ] タブ
-
特定の操作を簡単にします。
- [ ファイルアクセスの最適化 ] タブ
-
ファイル操作に関する最適化を行います。
ボタン
- [ 自動実行へ ] ボタン
-
自動的に最適化の項目を設定し、システムの最適化を行います。カスタマイズと違い、最適化の項目があらかじめ決まっています。
詳しくは、「自動実行」を参照してください。
- [ すべて選択 ] ボタン
-
現在表示されているタブのすべての項目が選択されます。
- [ すべて解除 ] ボタン
-
現在表示されているタブから選択されているすべての項目が選択解除となります。
- [ 推奨値に戻す ] ボタン
-
自動実行と同じ項目を設定します。
- [ 導入前に戻す ] ボタン
-
「システムの最適化」で変更した項目を、SuperXP Utilities 7 をインストールする直前の状態に戻します。
詳しくは、「導入前に戻す」を参照してください。
- [ 実行 ] ボタン
-
設定した内容で、最適化を行います。
( 3 ) [ 実行 ] ボタンをクリックすると、確認のダイアログが表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックすると、最適化が開始されます。
( 4 ) 完了すると、Windows を今すぐ再起動するかどうかを選択するメッセージが表示されます。
設定を有効にするには、Windows を再起動する必要がありますので、[ はい ] ボタンをクリックして Windows を再起動します。
操作手順はここまで
カスタマイズできる項目
以下の表は、各タブごとに設定する項目について説明しています。
[ システムの最適化 ] タブ
「プログラムの追加と削除」の表示の高速化 | コントロール パネルの [ プログラムの追加と削除 ] から必要のない更新プログラムの表示をなくすことにより「プログラムの追加と削除」の表示の高速化が期待できます。 |
---|---|
アイコン キャッシュの高速化 | アイコン キャッシュ サイズを最適な値にすることで、アイコン表示の高速化が期待できます。 |
Windows 終了時のスワップ削除の停止 | スワップ ファイルを削除すると処理速度が遅くなるため、削除を停止します。 |
スタートメニューの高速化 | [ スタート ] ボタンをクリックして表示されるメニューのタイマー値を変更することで、メニュー表示の高速化が期待できます。 |
USB 接続の確認軽減による最適化 | USB 機器の接続を確認する間隔を長めにし、パソコンにかかる負担を減らして最適化します。 |
カーネルの物理メモリ常駐化 | Windows XP では、OS の基本的な部分を「カーネル メモリ」といわれる領域に常駐させます。 通常、カーネルの一部を仮想メモリに割り当てる設定ですが、すべてメインメモリに常駐化することによって、高速化が期待できます。 なお、この機能は 128MB 以上のメモリを実装している場合に、効果があります。 |
リモートデスクトップの無効化 | リモートデスクトップを無効にし、常駐を解除することで高速化が期待できます。 |
コネクションの最大数を変更 | ホームページを表示する際に同時に接続するコネクションの数を変更します。 4 〜 10 の範囲で指定してください。(標準値 4) |
CD オートランの停止 | CD ドライブに CD-ROM を差し込んでも、自動的に CD を読み込ませないことで、アクセスを軽減します。 なお、この機能は、 CD の自動実行を利用するアプリケーションに影響を与える可能性があります。設定には十分注意してください。 |
Windows 終了時確認時間の短縮 | Windows 終了時、待ち時間を短縮して高速終了します。
なお、この機能を使用することにより、正常に Windows がシャットダウンできなくなる場合があります。設定には、十分注意してください。 |
Windows 終了時応答なし確認時間の短縮 | Windows 終了時、応答のないプログラムを早めに「応答なし」と判断することで、高速でログオフします。 |
アプリケーション動作の安定化 | プログラムの起動に必要な DLL ファイルを、カレントフォルダ優先にすることにより動作を安定させます。 |
リアルタイム クロックの優先度アップ | リアルタイム クロック (IRQ8) の優先度を上げることで、システム全体のパフォーマンスをアップします。 |
終了済みアプリケーションのメモリ開放 | 終了済みアプリケーションのメモリを開放することにより、使用中のアプリケーションの動作を安定させます。 |
[ 機能の最適化 ] タブ
クラッシュ ダンプ ファイルの最適化 | システム自体が停止してしまった場合でも、クラッシュ ダンプ ファイルを作成しません。
ファイルの書き込み作業がありませんので、アプリケーションの動作を向上できます。 |
---|---|
ショートカットのリンク追跡の中止 | ファイル システムが NTFS の場合、ショートカットと実際のファイルとのリンクが切れてしまっても、自動的に追跡して探し当てます。 この機能を使用しないことにより、動作の高速化が期待できます。 |
アニメーション効果の停止 | アニメーション効果によって起こるパソコンの速度低下や、画面表示の遅れを回避します。 |
システム エラー処理の停止 | システム自体が停止してしまった場合に、その情報をシステムログと呼ばれるデータに書き込んだり、管理者にその警告を通知する機能を停止します。 なお、警告を通知する機能は、管理者 (Administrator) 権限を持ったユーザーでログオンしている必要があります。 |
エラー報告の停止 | アプリケーションが異常終了した場合に、そのアプリケーションのエラーを Microsoft 社に報告するかしないかのメッセージ通知機能を無効にします。 |
ワトソン博士の自動起動の停止 | Windows XP では、アプリケーション強制終了時にワトソン博士が起動するため、無効化して強制終了の処理時間を短縮します。 |
ハードディスク容量の常時監視の停止 | ハードディスクの空き容量が 200MB 以下になると表示される 「容量低下の警告」 機能を停止し、メモリを節約します。 |
印刷中の処理をスムーズにする | 印刷の優先度を下げることで印刷中のパソコン動作をスムーズにします。大量印刷を行う際に効果を発揮します。 |
サムネイルのサイズ調節をする | 画像一覧を表示するサムネイルのサイズを変更します。 |
視覚効果の停止 | メニューに影をつける機能を停止します。またアイコンのサイズを 32 に変更します。 |
フォント スムージングの停止 | フォントのギザギザを滑らかに見せる処理を停止させて、画面表示速度を向上させます。 |
“最近使ったファイル”への追加の中止 | [ スタート ] ボタンをクリックして表示されるメニューにある、[ 最近使ったファイル ] のリストに履歴を残しません。 Microsoft Office XP 以降の Word や Excel などでは、最近使ったファイルの一覧にも履歴が残らなくなります。プライバシーの保護にも効果的です。 |
CD-R 書き込みの停止 | Windows XP の標準機能として搭載されている CD-R 書き込み機能を無効化して、メモリを節約します。 |
[ デスクトップの最適化 ] タブ
キーボード入力表示高速化 | キーボードで入力した文字が、すぐに画面に表示されるようにします。 |
---|---|
通知領域 (タスクトレイ) のバルーンを表示しない | 操作説明や情報を表示するバルーン表示をオフにします。
【バルーン表示】 |
マウススクロールの行数を変更 | 1 度でスクロールしたい行数を選択します。(標準値 3) |
壁紙を表示しない | 色数の多い壁紙は Windows に負荷を与えます。この機能を使用しないことにより、全体的な動作の高速化が期待できます。 |
マウス操作の最適化 | マウスの操作を最適化し、操作性を向上します。この機能はダブルクリックする際に、1 回目のクリック場所と 2 回目のクリック場所が多少ずれてもダブルクリックとみなし、ダブルクリックの成功率を高くします。 |
シェルと IE の統合の無効化 | シェルと Internet Explorer (IE) が統合することによって、リソースが浪費されています。無効化することによって、浪費を減らすことができます。 この設定を実行すると、Internet Explorer のデスクトップ アイコンが削除されます。なお、Internet Explorer のショートカット ファイルは削除されません。 |
アクティブ デスクトップを使用しない | アクティブ デスクトップは、デスクトップ上をあたかも Web ブラウザのように使用するため、多くのリソースを消費しています。この機能を使用しないことによりリソースの消費を抑えます。 |
音量調節を表示しない | パソコンにサウンドカードが装備されている場合、Windows の通知領域 (タスクトレイ) には音量調節機能が常駐します。 この機能を使用しないことにより、全体的な速度を向上します。 |
デスクトップテーマの固定・無効化 | デスクトップテーマを使用しないことでリソースの節約を行います。 |
[ 操作の最適化 ] タブ
応答のないアプリケーションの自動終了 | 応答のないアプリケーションを放置すると CPU のパワーを無駄に消費してしまいます。そのようなアプリケーションを強制的に終了させ、パソコンの負荷を軽減します。 |
---|---|
"ブルースクリーン"表示の即再起動 | Windows でシステムに重大なエラーが発生し、エラー メッセージが表示された場合、パソコンを自動再起動することでお客様の手間を軽減します。 |
エクスプローラを別プロセスで起動 | エクスプローラを別のプロセスで起動させ、エラーが起こった場合でもタスク バーやデスクトップに影響しないようにします。 |
検索画面の Windows 2000/9x タイプ化 | Windows XP の初期設定では、検索時にキャラクターが表示されます。 選択すると、Windows 2000 や Windows 98 で表示されるような検索画面になります。 |
未知の拡張子を持つファイルをメモ帳で開く | どのアプリケーションにも関連付けされていない拡張子を持つファイルを、メモ帳で開く設定にします。 |
Internet Explorer から Adobe Reader を別ウインドウで開く | Internet Explorer 上で PDF ファイルを開く際に Adobe Reader 本体が起動するようになります。 |
Internet Explorer から Excel を別ウインドウで開く | Internet Explorer 上で Excel のファイルを開く際に Excel 本体が起動するようになります。 |
Internet Explorer から Word を別ウインドウで開く | Internet Explorer 上で Word のファイルを開く際に Word 本体が起動するようになります。 |
Internet Explorer 7 のメニューバーを表示 | IE 7 にメニューが表示されるようになります。これにより、お気に入りの整理やヘルプの表示など使いたい機能をすぐに見つけることができます。 |
ログオン パスワード入力の省略 | あらかじめここでパスワードを入力しておけば、ログオンするたびに入力する手間がなくなります。 なお [ ドメイン名 ] と [ ユーザー名 ] は、変更することはできません。 |
ログオン時"NumLock"オフ | ログオン時にキーボードの [ NumLock ] キーを オン に設定します。ログオンするたびに [ NumLock ] キーを押す必要がなくなります。 ログオン後はキーボードの設定にしたがって [ NumLock ] キーが動作しますので、[ NumLock ] キーがオフになる場合もあります。 |
右クリック メニューのコマンド プロンプト追加 | 右クリックしたフォルダをカレント ディレクトリとして、コマンド プロンプトを起動するコマンドを、右クリックして表示するメニューに追加します。 |
ごみ箱を使用しないで削除 | 通常ファイルを削除すると、ファイルはごみ箱に移動します。完全に削除するためには、ごみ箱の中を削除しなければなりません。 この項目を選択すると、ファイルを削除した場合にごみ箱には移動しません。なお、この設定を有効にすると、削除したファイルは元に戻せなくなりますので注意してください。 |
[ ファイルアクセスの最適化 ] タブ
ファイル キャッシュの拡張 | ファイル システム用のキャッシュ容量を、実際に実装されているメモリ容量に従って値を変更することで、ファイルアクセスの高速化が期待できます。 |
---|---|
NTFS のアクセス日時記録の停止 | NTFS はファイルごとに最終アクセス日時を記録することができます。この機能を使用しないことにより、動作の高速化が期待できます。 |
フォルダ アクセス時の動画ファイル情報を読み込まない | AVI ファイルと WMV ファイルがあるフォルダ アクセス時にファイルからの情報を読み込まないため、アクセスの高速化が期待できます。 |
ファイル/フォルダ情報拡張の最適化 | ファイルやフォルダに関する情報を断片化させないようにします。 |
ファイル縮小版表示の一時ファイルを作成しない | ファイルの縮小版表示時に、Thumbs.db ファイルを作成しないようにします。 |
DLL ファイルをアンロードする | プログラム起動時に呼び出され、プログラム終了後、しばらくの間展開されたままの DLL ファイルを開放します。 |
ページング機能の無効化 | ページング処理によってハードディスクの仮想メモリがパフォーマンスを下げてしまうのを防ぎます。 |
システム ファイル プロテクションの無効化 | システム ファイル プロテクションを無効化することにより、システムに重大な影響を与えるファイルを保護する「システム ファイル プロテクション」機能をオフにして、ハードディスクへの負荷を軽減させます。この機能を使用する場合は、あらかじめ機能をよくご理解の上、設定を行ってください。 |
NTFS で 8.3 形式のファイル名作成の中止 | NTFS では、16 ビットアプリケーション用に 8.3 形式のファイル名を別途作成します。 この機能を使用しないことにより、ハードディスクの消費を減らし、動作の高速化が期待できます。 |
圧縮ファイル内のファイル検索を行わない | 圧縮ファイルの中身を検索対象からはずして、ファイル検索の高速化が期待できます。 |
導入前に戻す
「システムの最適化」で変更した項目を、SuperXP Utilities 7 をインストールする直前の状態に戻します。
注 意
「システムの最適化」を一度も実行していない場合は、選択できません。
( 1 ) [ パフォーマンスアップ ] メニューにある [ システムの最適化 ] のアイコンを選択します。
( 2 ) [ 導入前に戻す ] ボタンをクリックすると、確認のメッセージが表示されます。
( 3 ) [ はい ] ボタンをクリックすると、SuperXP Utilities 7 をインストールする直前の状態にパソコンの環境を戻します。
( 4 ) 完了すると、Windows を今すぐ再起動するかどうかを選択するメッセージが表示されます。
設定を有効にするためには、Windows を再起動する必要がありますので、[ はい ] ボタンをクリックして Windows を再起動します。
操作手順はここまで