SuperVista Utilities ヘルプ パフォーマンスアップ - システムの最適化

自動で行う

Windows システムの高速化やデスクトップの最適化による画面表示の高速化、操作の最適化などを自動的に行います。カスタマイズと違い、最適化や高速化のために実行する内容があらかじめ決まっています。

この機能は、一度設定しておけば、その設定が保持されます。

注  意

SuperVista Utilities をアンインストールすると、「システムの最適化」で変更した設定は、SuperVista Utilities をインストールする直前の状態に戻ります。

自動実行を選択する

操作手順

( 1 ) [ パフォーマンスアップ ] メニューにある [ システムの最適化 ] のアイコンを選択します。

自動実行の画面

( 2 ) [ 実行 ] ボタンをクリックすると、確認のダイアログが表示されます。

自動実行の確認

( 3 ) [ OK ] ボタンをクリックすると、最適化が開始されます。

( 4 ) 完了すると、Windows を今すぐ再起動するかどうかを選択するメッセージが表示されます。

再起動の確認

( 5 ) 設定を有効にするためには、Windows を再起動する必要がありますので、[ はい ] ボタンをクリックして Windows を再起動します。

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自動で最適化される項目

以下の表は、カスタマイズで選択できる最適化の項目の中から、自動実行される項目です。

各項目の詳細については、「カスタマイズできる項目」を参照してください。

システムを最適化することによる高速化

  • 起動用メモリの開放
  • 「プログラムの追加と削除」の表示の高速化
  • アイコン キャッシュの高速化
  • Windows 終了時のスワップ削除の停止
  • スタート メニューの高速化
  • USB 接続の確認軽減による最適化

機能を最適化することによる高速化

  • クラッシュ ダンプ ファイルの最適化
  • ショートカットのリンク追跡の中止
  • アニメーション効果の停止

デスクトップを最適化することによる高速化

  • キーボード入力表示高速化

操作を最適化することによる高速化

  • 応答のないアプリケーションの自動終了
  • "ブルースクリーン"表示の即再起動
  • 右クリック メニューのコマンド プロンプト追加
  • エクスプローラを別プロセスで起動

ファイルアクセスを最適化することによる高速化

  • ロード ファイルの整列
  • ファイル キャッシュの拡張
  • NTFS のアクセス日時記録の中止
  • フォルダ アクセス時の動画ファイル情報読み込み OFF
  • ファイル/フォルダ情報拡張の最適化

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カスタマイズする

Windows システムの高速化やデスクトップの最適化による画面表示の高速化、操作の最適化などの項目を、ユーザーが自由に選択することができます。

この機能は、一度設定しておけば、その設定が保持されます。

カスタマイズを選択する

操作手順

( 1 ) [ パフォーマンスアップ ] メニューにある [ システムの最適化 ] のアイコンを選択します。

( 2 ) [ カスタマイズへ ] ボタンをクリックします。

[ カスタマイズ ] を選択

( 3 ) [ 実行 ] ボタンをクリックすると、確認のダイアログが表示されます。

確認画面

[ OK ] ボタンをクリックすると、最適化&高速化が開始されます。

( 4 ) 完了すると、Windows を今すぐ再起動するかどうかを選択するメッセージが表示されます。

再起動の確認

( 5 ) 設定を有効にするためには、Windows を再起動する必要がありますので、[ はい ] ボタンをクリックして Windows を再起動します。

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カスタマイズできる項目

以下の表は、各タブごとに設定する項目について説明しています。

[ システムの最適化 ] タブ

起動用メモリの開放 ツールやアプリケーションを起動するために確保されているメモリを開放して、メインメモリとして使用できるようにします。
「プログラムの追加と削除」の表示の高速化 パソコンを長く使用していると、コントロール パネルの[プログラムの追加と削除]を表示させるのに時間がかかるようになります。

これを高速化します。

アイコン キャッシュの高速化 アイコン キャッシュ サイズを最適な値にすることで、高速にアイコンを表示できます。
Windows 終了時のスワップ削除の停止 スワップ ファイルを削除すると処理速度が遅くなるため、削除を停止します。
スタート メニューの高速化 [ スタート ] ボタンをクリックして表示されるメニューのタイマー値を変更し、メニューの表示速度を高速化します。
USB 接続の確認軽減による最適化 USB 機器の接続を確認する間隔を長めにし、パソコンにかかる負荷を減らして最適化します。
CD オートランの停止 CD ドライブに CD-ROM を差し込んでも、自動的に CD を読み込ませないことによって、余計なアクセスを軽減します。

なお、この機能は、CD の自動実行を利用するアプリケーションに影響を与える可能性があります。設定には十分注意してください。

Windows 終了時確認時間の短縮 Windows 終了時、待ち時間を短縮して高速終了します。

なお、この機能を使用することにより、正常に Windows がシャットダウンできなくなる可能性がありますので、設定には十分注意してください。

Windows 終了時応答なし確認時間の最適化 Windows 終了時、応答のないプログラムを早めに「応答なし」と判断することで、高速でログオフします。
アプリケーション動作の安定化 カレントフォルダの DLL を優先して、プログラムの起動や動作を安定させます。
リアルタイム クロックの優先度アップ リアルタイム クロック(IRQ8)の優先度を上げることで、速度を高速化します。

[ 機能の最適化 ] タブ

クラッシュ ダンプ ファイルの最適化 システム自体が停止してしまった場合でも、クラッシュ ダンプ ファイルを作成しません。ファイルの書き込み作業がありませんので、アプリケーションの動作を向上させることができます。

なお、クラッシュ ダンプ ファイルは、プログラム エラーなどが発生した際に自動的に作成され、プログラマなどの専門知識を有する方が解析用に利用するファイルです。

ショートカットのリンク追跡の中止 ファイル システムが NTFS の場合、ショートカットと実際のファイルとのリンクが切れてしまっても、自動的に追跡して探し当てます。この機能を使用しないことにより、動作を早くします。
アニメーション効果の停止 アニメーション効果によって起こるパソコンの速度低下や、画面表示の遅れを回避します。
視覚効果の停止 メニューに影をつける機能を停止します。
フォント スムージングの停止 フォントのギザギザを滑らかに見せる処理を停止させて、画面表示速度を向上させます。

フォントを「メイリオ」に設定し、この機能を使用すると、画面の文字が読みづらくなることがあります。

[ デスクトップの最適化 ] タブ

キーボード入力表示高速化 キーボードで入力した文字が、すぐに画面に表示されるようにします。
壁紙 OFF 色数の多い壁紙は、Windows に負荷を与えます。この機能を使用しないことにより、全体的な動作を早くします。
マウス操作の最適化 マウスの操作を快適化し、操作性を向上します。この機能はダブルクリックする際に、1 回目のクリックと 2 回目のクリックが多少ずれてもダブルクリックとみなし、ダブルクリックの成功率が高くなります。

[ 操作最適化 ] タブ

応答のないアプリケーションの自動終了 応答のないアプリケーションは、そのままでは CPU のパワーを無駄に消費してしまいます。そのようなアプリケーションを強制的に終了させ、パソコンへの負荷を減らします。
"ブルースクリーン"表示の即再起動 Windows でシステムに重大なエラーが発生したときに、画面いっぱいにブルーでエラーメッセージが表示されます。この状態になったら、ほとんどの場合はパソコンをリセットするしか復旧する方法はありません。

自動再起動することで、その手間を減らします。

右クリック メニューのコマンド プロンプト追加 右クリックしたフォルダをカレントディレクトリとして、コマンド プロンプトを起動するコマンドを、右クリックして表示するメニューに追加します。
エクスプローラを別プロセスで起動 エクスプローラがエラーを起こした場合に、タスクバーやデスクトップ情報なども一緒にエラーになることがあります。

この項目は、エクスプローラを別のプロセスで起動させ、もしもエラーが起こった場合でもタスクバーやデスクトップに影響しないようにします。

ログオン パスワード入力の省略 あらかじめここでパスワードを入力しておけば、ログオンするたびに入力する手間がなくなります。なお、[ ドメイン名 ] と [ ユーザー名 ] は、変更することはできません。
ログオン時"NumLock"ON ログオン時にキーボードの [ NumLock ] キーを ON に設定します。ログオンするたびに [ NumLock ] キーを押す必要がなくなります。

なお、この機能は、数値を含んだログオン パスワードを使用するユーザーが、ログオン時に [ NumLock ] キーを押さなくても、スムーズにログオン パスワードを入力するための機能です。ログオン後はキーボードの設定に従って [ NumLock ] キーが動作しますので、[ NumLock ] キーが OFF になる場合もあります。

[ ファイルアクセスの最適化 ] タブ

ロード ファイルの整列 アクセス ログファイル機能を有効にし、起動時に読み込まれるファイルを一定の順序に並び替えることによって、ファイルを読み込む速度を速くします。
ファイル キャッシュの拡張 ファイル システム用のキャッシュ容量を、実際に実装されているメモリ容量にしたがって値を変更することで、ファイルのアクセスを高速化することができます。
NTFS のアクセス日時記録の中止 NTFS は、ファイルごとに最終アクセス日時を記録することができます。この機能を使用しないことにより、動作を早くします。
フォルダ アクセス時の動画ファイル情報読み込み OFF AVI ファイルと WMV ファイルがあるフォルダ アクセス時にファイルからの情報を読み込まないため、アクセスが速くなります。
ファイル/フォルダ情報拡張の最適化 ファイルやフォルダに関する情報を、断片化させません。
システム ファイル プロテクションの無効化 ハードディスクの使用量を減らすことができます。

なお、無効化にすることにより、システムに重大な影響を与えるファイルを保護する「システム ファイル プロテクション」機能を OFF にして、ハードディスクへの負荷を軽減させます。あらかじめ機能をご理解の上、設定を行ってください。

NTFS で 8.3 形式のファイル名作成の中止 NTFS では、16 ビットアプリケーション用に 8.3 形式のファイル名を別途作成します。この機能を使用しないことにより、ハードディスクの消費を減らし、動作を早くします。

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導入前に戻す

「システムの最適化」で変更した項目を、SuperVista Utilities をインストールする直前の状態に戻します。

注  意

「システムの最適化」を一度も実行していない場合は、選択できません。

操作手順

( 1 ) [ パフォーマンスアップ ] メニューにある [ システムの最適化 ] のアイコンを選択します。

( 2 ) [ 導入前に戻す ] ボタンをクリックすると、確認のメッセージが表示されます。

実行前の確認

( 3 ) [ はい ] ボタンをクリックすると、SuperVista Utilities をインストールする直前の状態にパソコンの環境を戻します。

( 4 ) 完了すると、Windows を今すぐ再起動するかどうかを選択するメッセージが表示されます。

再起動の確認

( 5 ) 設定を有効にするためには、Windows を再起動する必要がありますので、[ はい ] ボタンをクリックして Windows を再起動します。

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